ホーランエンヤ写真コンテスト(伝統・ホーランエンヤ協賛会主催、富士フイルム・山陰フジカラー協賛)は、写真家の森井禎紹氏と川本貢功氏、松浦正敬伝統・ホーランエンヤ協賛会会長、小滝達也山陰中央新報社写真グループ長の4人の審査員で審査。大賞1点、準大賞1点、伝統・ホーランエンヤ協賛会賞1点、特選3点、審査員特別賞2点、入選50点、佳作50点、山陰フジカラー賞30点を選んだ。

大賞 [1名]
準大賞 [1名]
伝統・ホーランエンヤ協賛会賞 [1名]
特選 [3名]
審査員特別賞 [2名]
  入選 [50名]
佳作 [50名]
山陰フジカラー賞 [30名]

━  審 査 評  ━
文責 川本 貢功

 伝統・ホーランエンヤは、36万5千人の観客で賑わい、歓喜の声を聞きました。
 多くの皆さんが、さまざまなカメラや携帯等で撮影している姿が見られ、前回の応募数は1,324点でしたが、今回県内外から3,235点の応募があり、島根県で開催された写真コンテストでは過去最高の応募点数となりました。
 前回は、デジタルカメラは無く、銀塩写真(アナログ)だけでしたが、最近のデジタルカメラの普及は、だれでも写真を写せる環境になり、時代の流れを感じながらの審査会でした。
 大賞に選ばれた「祈りの舞」藤井雅子さん(兵庫県)の作品は、表情描写が豊かで素晴らしい作品でした。船上でこのように神聖化された立姿、目の表情、右手を高く天に上げた瞬間を捉え、しかも足元までが精密に写し止められており、加えて画面構成も秀れ、色彩表現も軟調気味の仕上げで成功しました。祭りの主役を演じる剣櫂のシャッターチャンスを生かして写し止めた良い作品でした。
 今回これだけの応募者734人の熱気をひしひしと感じました。祭りは、極彩色が多く豪華絢爛そのもので、色彩表現もよく中間色を取り入れた祭りの写真としての見せ方、情景描写の秀れた作品が上位に入賞しました。
 一生懸命に過ごした感動と感激の三日間、櫂伝馬などの勇壮な姿が今ここに再現されたと思います。写真は記録として永久に残ります。
 五大地の皆さん関係者の皆さん大成功おめでとうございました。

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