【采振(ざいふり)

剣櫂と対をなす、色鮮やかな着物に身を包んだ女姿の花形役者。両手にするのは七色の布(または民芸紙)を重ねつけた采(ざい)と呼ばれる竹の棒。艫に置かれた四斗樽の上に立ち、限界まで上体を反り返し、天空目がけて華麗に采を振る。船から落ちんばかりの身のこなしは必見。主に体の柔らかい小・中・高生が演じる。



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